2023年07月30日

心が痛い

2018年の6月にフリールームえこーを発足してから丸5年が経ちました。
発足当時に、えこーは10年、時代の先を行く活動だとスタッフに
話をしたことがありますが、6年目に入ってもまだまだ後続の影は見えません。
このままだと本当に10年先を行く活動をしている団体になりそうです。
これは自慢することではなく憂慮することだと心を痛めています。
各市町には子ども若者相談窓口がありますが、
大津市では市の社協に業務を委託していますし、
他の市では障害福祉課が窓口のところもあり、
えこーの相談者が窓口で「どうしたらいいでしょう」と相談に行ったら
「どうしましょう」と言う笑えない返事があった市もあります。
こんな知識と情報がない市の窓口にも、
当事者やその家族はすがる思いで相談に行きます。
そこで、的確なアドバイスを貰えなかったら・・・・、
二度と行政の窓口には行かないと思います。
それでなくても行政の敷居は高いと、えこーの相談者たちは口をそろえて言います。
行政の支援機関につなぐ民間のボランティアが中に入ることで、
敷居も低くなりますが、ひきこもり当事者のほとんどが、
発達障害や精神疾患を抱えている現状を考えると、
予備知識の少ない子ども若者相談窓口ではなく、
保健所や精神福祉保健センターの門を叩く方が効果があると考えますが、
ひきこもりの当事者や家族にはその情報もなく、
ひっそり息をひそめて生活している実態が多いと思います。
身内にひきこもりがいる、そこからスタートして何か力になれないか、
困っている当事者とその家族を見ていられない、
そんなところからボランティアを始める人がいないか、お節介からでいいのです。
話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になる人が大勢います。
どうぞ、えこーの後ろ姿を追ってくる人が出てきますように・・・。

Posted by いとう茂 at 15:35│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。