2012年09月01日

防災の日

関東大震災の起きた9月1日にちなんで
設けられた防災の日です。

死者の数は東日本大震災より数倍多かったと言われる
関東大震災ですが、昨日発表された、
東海、東南海、南海地震が一度に起きれば
関東大震災の約2倍の32万人の死者が出るとされています。

滋賀県でも震度6強の地震が予想され、被害予想が
出ていました。
32万人の根拠がどうなっているのかわかりませんが、
東日本大震災では「想定外」という言葉をよく聞きました。
自然災害が起こるとすれば、ある意味それらは
すべて「想定外」ではないでしょうか。

窓ガラスが1枚割れる。
想定内ならその対応をしていたはずです。
32万人の死者予想を想定内とするなら
それは、あってしかるべきという判断なのでしょうか。

32万人が35万人の死者になった時に想定外と
言う判断になるのでしょうか。
32万人の死者予想を出すことができるなら、
コストをこれだけかけたら和歌山で死者を
1万人減らせるという予想を出すことも可能ではないでしょうか。

当然個人財産の家屋の補強や移転に国が個別に税金を
投入することは公平、公正の観点からも
議論しなければならないでしょうし、受け入れられる
可能性も低いと思いますし、
被害が大きいと予想される地域の地価が下がったり、
民間レベルで問題がたくさん出てきそうです。

土地の低い駅前と丘の上の不便なところでは
路線価が違い固定資産税も違ってきます。
便利だが災害時は危険、不便だが災害時は安全。

便利だから固定資産税が高いのも当然と思うか、
危険なのに固定資産税が高いと思うか・・・・・。

これを矛盾というのか、地価の安くて安全なところ
多少かかなりか程度はあっても基本的に不便、
しかし、投下資本は少なくて命の安全が買える、
多くの人が理解していても、いざ、自分が家やマンションを
買う段になると駅から近い、買い物に便利、そういうところ
を予算と検討してみることが多い。

32万人の中に入ることは想定外だと思い、
32万人の中に入るエリアに住んでしまうのは想定内・・・・。

そんなとりとめのない事を考えた防災の日。
それより防災グッズや避難経路を考えればよかったのか、
しかし、それができない自分も想定内・・・・・。

Posted by いとう茂 at 18:43│Comments(0)
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