2012年09月04日

日永君と石井君と沖田君と中山君と米川君

強引な中山君は尖閣さんに結婚を迫っていました。
「尖閣さんは私のものだ」
そこには尖閣さんの意思はみじんも入っていません。

幼馴染だと思っている日永君も尖閣さんとの
結婚を中山君より前から望んでいましたが、ちょっとでも
尖閣さんに近づくと中山君が大声で威嚇したり
暴力沙汰にもなりかねない状況なので、いつも
小さな声で、そっと自分の思いを呟くだけでした。

そんなおとなしい日永君を見て中山君が
猛烈に尖閣さんにアタックをかけました。

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン・・・・・・
何度も尖閣さんの家のベルを鳴らし、ついには
ドアをこじ開けて突入しました。

あらかじめそのことを予測していた日永君は
友人に頼んで尖閣さんの家で待機してもらっていました。
突入してきたのは中山君一人だったので、
すぐに捕まって、中山君の家まで送り帰されました。

報告を聞いた日永君はちょっと大きい声で尖閣さんに
ラブコールを送りますが、どうも煮え切りません。

横でそれを見ていた石井君が業を煮やし、日永君に
「お前は、本当に尖閣さんと結婚する思いがあるのか
日本男子としてだらしなさすぎる」と激怒し
「俺が中山に引導を渡す」と、申し出ました。

日永君にしてみれば、自分の面目丸潰れです。
石井君は頭を使い中山君が煙たがっている
米川君に力を借りようと考えています。
しかし、米川君は普通のやり方では動かないと考えました。
なぜなら米川君は悪者になるのが嫌いだからです。

どちらか一方の肩を持つとどちらかに恨まれる、
そのことを米川君は知っていました。

ただ、米川君にも弱みがあります。
沖田君です。
米川君の弟が沖田君の家に間借りをしています。
普通におとなしく間借りをしていれば問題ないのですが、
交通事故は起こすは、大声で夜中に騒ぐは、
沖田君のお父さんからは出て行ってくれと何度も言われて
いますが、出て行っても行くところがありません。

米川君の弟の悪い評判は世間に知れ渡っていますので、
誰も米川君の弟に部屋を貸しません。
石井君はそのことを利用して米川君を味方につけて
尖閣さんにアプローチしょうと考えています。

焦ったのは日永君です。
「いや、いや、僕しか尖閣さんと結婚する男はいない」
そう言って石井君に尖閣さんの家の敷地に
入ることもきつく禁じました。

石井君はそんなこといっこうに意に介していません。
「家に入らなければいいのだろう、だったら、
僕は家の前の公道で尖閣さんのこと待っているから」
といきなり尖閣さんの家の前の道をウロウロしだしました。

気が気でないのは日永君だけではありません。
中山君も同様です。
ただ、中山君には、あとから尖閣さんにアプローチした
負い目がありますし、あまり大騒ぎはできません。

それでも、中山君は石井君の暴挙をチクリ、チクリ。

この先、米川君が動くかどうかで情勢が大きく
変わると思いますがどうなりますことやら・・・・。

これだけ尖閣さんが人気があるのは尖閣さんが
特別美人でもないし聡明でもないのに不思議です。
この間、尖閣さんは一言もしゃべっていません。
本当に無口なのです。

それぞれの本当の狙いは、尖閣さんにはいっぱい財産が
あるからです。
誰もいくらくらい尖閣さんが財産を持っているのか知りません。
だからよけい、尖閣さんと結婚したがるのです。

周りで見ている人たちは、大喧嘩になって
殺人事件が起きないかハラハラです。

Posted by いとう茂 at 16:09│Comments(0)
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