2015年03月10日
久しぶりにイソップ物語
ブログの管理画面には検索キーワードが出ます。
「惻隠 伊藤茂」「大津市議 いとう茂」どんなキーワードで
私のブログにアクセスしていただいたかがわかります。
最近、イソップ物語の検索で私のブログをご覧になった方が
かなりたくさんおいでになります。
書店の店頭にイソップ物語が高く積まれているのでもないのに。
それほど世の中でブームにはなっていません。
そんなわけで、イソップ物語から今日は紹介します。
眠っているライオンの上に、ネズミがうっかりして、
駆け上ってしまいました。
目を覚ましたライオンは、ネズミをとらえて食べようとしました。
すると、ネズミはライオンに、こう命乞いをしました。
「こんなちっぽけな私を食べても、たいしてお腹の足しにはなりません。
もし、逃がしていただけたなら、できる限り恩返しをしますので、
どうか助けてください」
ライオンはネズミに助けてもらうことなど一生ないだろうと
思いながらも、逃がしてあげることにしました。
その日からおよそ一年が過ぎたある日、
ライオンは人間の作った網の罠に引っかかってしまいました。
ライオンは網の中で宙づりになり、
身動きが取れないので、泣き叫びました。
すると、その声を聞きつけたネズミが飛んできて、
「以前の御恩は決して忘れていません。助けて差し上げましょう」
と言って、小さな歯で網をかじり始めました。
ネズミが一生懸命かじり続けたので、
網の罠は破れ、ライオンは逃げることができたのです。
最強のライオンが弱いネズミに助けられる、百獣の王でも
上手の手から水が漏れることもあります。
どんな人にも分け隔てせずに接しなさい、そして大切にしなさい、
そういうことかと思います、生まれ変わりということがあるとして、
さらに、生き物に生まれ変わる、動物、植物・・・・。
人は人に、ライオンはライオンにネズミはネズミに。
どんな人に生まれるか、どんな国に生まれるか、どんな時代に生まれるか、
その選択はできないと思います。
どんな人に生まれようと、その人の役はあります、主役、わき役、端役。
いつも主役にはなれません、わき役や端役がいて人生という劇場は
成り立っています。
与えられた役を精一杯演じ切る、それが、すべての人の使命だと思います。
受けた恩は石に刻んで忘れない、これも立派に役を演じたことになります。
負うた子に教えられて浅瀬を渡る。
小さなネズミの報いに感謝できる心を養いたいと思います。
もう一つ紹介します。
ある町に品ぞろえの豊富な肉屋さんがありました。
鳥肉、豚肉、牛肉はもちろん、シカやイノシシの肉までそろっています。
そこへ、お腹を空かせた一匹の犬がすきを狙って入ってきて、
素早くブタの心臓の肉をくわえて逃げました。
肉屋さんが気づいた時、すでに犬は遠くに行っていました。
が、その後ろ姿を見て店の主人は、こう言いました。
「ありがとう、お前さんのお蔭で、用心することを勉強したよ。
もう二度とこんな目に遭わないよう注意するからな」
人は痛い思いをして学んだことは忘れません。
逆境は学びの宝庫かも知れません、天はどこまで辛抱できるか自分を試している、
今、怒ってしまえば怒りだけで走ってしまい、何も身に付かない。
そう思うことで心にゆとりが生まれますし、前向きに生きていこうという希望も出てきます。
マイナスをプラスに考える、それはもしかすると自己を護る防衛本能かも・・・・。
「惻隠 伊藤茂」「大津市議 いとう茂」どんなキーワードで
私のブログにアクセスしていただいたかがわかります。
最近、イソップ物語の検索で私のブログをご覧になった方が
かなりたくさんおいでになります。
書店の店頭にイソップ物語が高く積まれているのでもないのに。
それほど世の中でブームにはなっていません。
そんなわけで、イソップ物語から今日は紹介します。
眠っているライオンの上に、ネズミがうっかりして、
駆け上ってしまいました。
目を覚ましたライオンは、ネズミをとらえて食べようとしました。
すると、ネズミはライオンに、こう命乞いをしました。
「こんなちっぽけな私を食べても、たいしてお腹の足しにはなりません。
もし、逃がしていただけたなら、できる限り恩返しをしますので、
どうか助けてください」
ライオンはネズミに助けてもらうことなど一生ないだろうと
思いながらも、逃がしてあげることにしました。
その日からおよそ一年が過ぎたある日、
ライオンは人間の作った網の罠に引っかかってしまいました。
ライオンは網の中で宙づりになり、
身動きが取れないので、泣き叫びました。
すると、その声を聞きつけたネズミが飛んできて、
「以前の御恩は決して忘れていません。助けて差し上げましょう」
と言って、小さな歯で網をかじり始めました。
ネズミが一生懸命かじり続けたので、
網の罠は破れ、ライオンは逃げることができたのです。
最強のライオンが弱いネズミに助けられる、百獣の王でも
上手の手から水が漏れることもあります。
どんな人にも分け隔てせずに接しなさい、そして大切にしなさい、
そういうことかと思います、生まれ変わりということがあるとして、
さらに、生き物に生まれ変わる、動物、植物・・・・。
人は人に、ライオンはライオンにネズミはネズミに。
どんな人に生まれるか、どんな国に生まれるか、どんな時代に生まれるか、
その選択はできないと思います。
どんな人に生まれようと、その人の役はあります、主役、わき役、端役。
いつも主役にはなれません、わき役や端役がいて人生という劇場は
成り立っています。
与えられた役を精一杯演じ切る、それが、すべての人の使命だと思います。
受けた恩は石に刻んで忘れない、これも立派に役を演じたことになります。
負うた子に教えられて浅瀬を渡る。
小さなネズミの報いに感謝できる心を養いたいと思います。
もう一つ紹介します。
ある町に品ぞろえの豊富な肉屋さんがありました。
鳥肉、豚肉、牛肉はもちろん、シカやイノシシの肉までそろっています。
そこへ、お腹を空かせた一匹の犬がすきを狙って入ってきて、
素早くブタの心臓の肉をくわえて逃げました。
肉屋さんが気づいた時、すでに犬は遠くに行っていました。
が、その後ろ姿を見て店の主人は、こう言いました。
「ありがとう、お前さんのお蔭で、用心することを勉強したよ。
もう二度とこんな目に遭わないよう注意するからな」
人は痛い思いをして学んだことは忘れません。
逆境は学びの宝庫かも知れません、天はどこまで辛抱できるか自分を試している、
今、怒ってしまえば怒りだけで走ってしまい、何も身に付かない。
そう思うことで心にゆとりが生まれますし、前向きに生きていこうという希望も出てきます。
マイナスをプラスに考える、それはもしかすると自己を護る防衛本能かも・・・・。
Posted by いとう茂 at
13:57
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