2015年03月15日

膳所火まつり

3月14日、昨日は大きな行事がいくつかありました。
第2土曜ということでびわ湖開き、その夜は大津市内
8ヶ所で火まつりがあります、全部で約500本の
ヨシたいまつが7時に一斉に点火され湖面を照らします。
中でも膳所火まつりは100本のヨシたいまつ由美浜に立てられ
湖岸が弓のようにカーブしていますので、全部見ることができます。

壮観と言えばいいのか、新聞の写真もほとんどが膳所の
火まつりの風景です。
わずか15分ほどのイベントですが準備は午前中の杭打ちから
午後のステージの作成とほぼ1日がかりで、今日も午前中は
後始末と清掃でした。

今年で24回目になりますが、以前は膳所公園で開催されていました。
第1回目は司会を担当したのですが、湖に出っ張った桟橋が
司会者の場所でしたが、夕方には気づきませんでしたが、
いざ、本番、当然あたりは闇に包まれています、そして、
私も闇に包まれ、進行の次第がまったく見えませんでした。
無事に進行ができて事なきを得ましたが、焦ったのを覚えています。

2年目は陪膳(おもの)ナベを創作しました、市民センターの調理室を借りて
一人で材料を洗ったり切ったりして、味付けも我流でしました。
出来上がった陪膳ナベは市民センターの職員の昼食です、
小さな親切大きなお世話、迷惑だったと思いますが食べてもらいました。
材料は鶏肉、大根、こんにゃく、小芋、ニンジン。
それぞれに理由をつけてストーリーも考えました。

本番では1000人分を前の夜に仕込みますので結構な作業になります。
その次は「い灯篭」(伊藤ろう)です、LEDや電気の明かりは揺れません、火影が
揺らめくのが好きで行灯を作れないかとずいぶん考えました。
できれば300くらいかそれ以上、問題は保管場所と材質、竹かごに入れて
ローソクを灯すと風情があるのですがコストとカサ高いので保管場所が
ありません、やむなく断念しました。

で、考えたのが餅を焼く網です、これを3枚インシュロックでつなぎ三角柱にします、
4面でもよかったのですが湖岸は風が強いので三角のほうが抵抗を受ける量が
少ないので三角にしました、保管はつなぎ目を上下切るだけでパタパタと
たたむことができます、これなら場所をとりません。

3面に障子紙に願いを書いてもらおうと思ったのですが、このあたりで
いろんな役を降りてしまい、火まつりの実行委員も離れてしまったので
当時の実行委員会で子どもに絵を描いてもらおうということになり、
現在もそれが続いています、しかし、願いを書いてもらうことは諦めていません。
諦めていないと言うと、もう一つあります、このイベントは大津市の補助金をもらっての
事業で補助金がなくなれば消滅してしまうかもしれません、それは膳所だけでなく
他の7学区も同じだと思います。

自主運営が私の望みで、自分たちで参加者から参加金をもらう、
方法は書きませんが、イベントを企画するほうと参加するほう、
食べ物のイベントなら参加者はお金を出して食べる物を買うのが当たり前です。
その発想でこのイベントも実施したいと思っています、補助金なら自分たちの懐は
痛みません、その分、責任とか使命感が薄くなりがちで達成感も余りありません。

参加するほうも「ただ」だと思うと行って少々不満でも黙っていますが
お金を出していると不満があれば意見を言います、そのことで主催者も
気づきがあり改善ができます、自分たちの自己満足、帳面消しではすまなくなります。
そこで真剣に考え、いろんな意見やアイディアが出てくる、当然議論もします、
そうした体験の共有が連帯感を生みます、まちづくりの原点は意識の共有だと
これは何十年も前からの持論です。

企画する側と参加する側、この垣根を取って参加する側を企画する側に
取り込むことが活性化につながると思います。
気のあった者だけでやるほうがスムーズに事が運ぶでしょうが、広がりがなく
継続性もありません。

生意気なことを書きました、そろそろ持ち時間が・・・・。
機会があればこのことをもっと書きたいと思います。

  
Posted by いとう茂 at 12:28Comments(0)