2023年03月27日

桜が咲くころ春休み

昭和の頃、子ども向けの本のCMで「桜が咲く頃1年生」、
そんな言葉をよく耳にしました。
それが平成、令和と時を経て、今では「桜が咲くころ春休み」になっています。
半月ほど春が早くなっています、そして春は夏に押されて終わるのも早くなり、
夏は秋も押して長くなっています。
クールビズは5月から10月いっぱいというところも多く、
1年の中で夏だけ延びている印象を受けます。
温暖化の影響と言ってしまえばそれだけのことですが、
長い歴史のある地球の中で、わずか数十年の人間の営みが季節を変えている。
桜だけではなく、黒潮が蛇行して日本の沿岸近くを流れるために、
南の海にしか生息していない魚が日本の近海で捕れるという話も聞きます。
咲き誇る桜の下での宴会も3年ぶりになります。
花見酒で酔うのは気持ちがいいものですが、
桜はどんな気持ちで咲いているのでしょう。
「まだ3月やん、もうちょっと咲くのは辛抱しとこうや、夜は寒いしな」
「アカンで、てっぺんの蕾からもう辛抱できひんから咲くよ、
って悲鳴が聞こえるから、
1日くらいは遅れてもいいけど4月までは待ってられないわ」
まさか、そんなことは言ってないでしょうが、
地上の人間たちは咲く時期よりも花を見る方が大切なことのように感じます。
そのうちに、クローンのソメイヨシノの、大暴動が起きなければいいのですが・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 15:28Comments(0)