2012年05月06日

背中と胸

昨日は子供の日でした。
草が楽しいと書いて薬。
5月5日は薬の日でもあるそうです。
昔は5月ごろから疫病が蔓延したらしく、
その予防に5日には健康を願い
薬を飲んだとのことです。

子供は父親の背中と母親の胸を見て育つ。
最近は耳にすることが少なくなりましたが、
私が子供のころはよく言われた記憶があります。

両親の生き様を子供は見て育つという意味ですが、
生き様が良いこともあれば悪いこともあります。

子供に伝わるのは良い連鎖だけでなく、
悪い連鎖もあります。

アルコール中毒の父親を持つ娘の四人に一人が、
アルコール中毒の夫を持つというデータもあります。

これは、選んだ夫がアルコール中毒だった場合と
結婚生活を送るうちに夫が中毒になった例が報告
されています。

もともと、アルコールを飲めない男性がその娘と
生活しているうちに、アルコール中毒になってしまった
ということです。

そこから見えてくるものは、両親の生き様から娘が
受け継いだものを、夫が受け継ぐという連鎖です。

虐待、いじめ、DV、老人虐待、老人の自己放棄。
これにも何かしら一連の連鎖があるように思います。
加えて、現代では貧困問題とひとり親の連鎖もあるそうです。

悪い連鎖だけでなく、伝統、由緒とか言われるものは
総じて良い連鎖でしょうし、お正月を、お雑煮で祝うことや
家族でおはよう、おやすみのあいさつも良い連鎖だと思います。

私たちは年齢とともに色々な種を心に蒔いていくのでは
ないでしょうか。
それが、すぐに発芽するものもあれば、時間がたって発芽
するものがある気がします。

先ほどの、虐待、いじめなどの連鎖は、それこそ
何十年という時間の流れがないと発芽しません。

言い換えると、自分がそんな種を心に持っているのか
分からないとも言えるでしょう。

男女共同参画で取り上げられているイクメン。
家事育児に参加する男性のことですが、
この種を持っている男性はまだまだ少ない、
自分たちの両親の時代は仕事は父親、
家事育児は母親と分担が決まっていました。

それを見て育った私たちには、
その連鎖を作っていく責任、義務があるのでしょう。
  
Posted by いとう茂 at 14:29Comments(0)