2019年04月13日

お楽しみ会

和太鼓の会の子どもの部は石鹿っ鼓(せきろくっこ)と
言いますが、今年で活動を始めて27年目になります。
小学生の部ですので3年生から6年生が入会しています、
現在は13名で、新年度に入りましたので新しい部員の募集を
行わなくてはいけません。
毎年6年生が卒業し、新しい部員が来る前にお別れ会を催し、
新しいキャプテンを決めています。
さくらまつりが終わってからの催事ですが、今春は6年生が不在で
卒業生がいません、それでも子どもたちは「今年は焼き肉ないの」と
お別れ会の代わりにお楽しみ会をしてほしいと希望を出し続けて
いました。

他の指導者や会計と相談して開催することにしました。
最近では各家庭でも焼き肉を食べに行く機会も多く、子どもたちも
それほど喜ばないだろうと思っていたら・・・・・・。
家族以外の人間、同じ活動をしている子ども同士という事が
楽しかったのか、自分たちで食べたいものを勝手に注文して、
嬉々とした顔でパクついていました。
これでも指導者の端くれですので、練習以外の顔を見逃すことは
できません、やたら注文したがるけれど要領の悪い子、自分の
食べられる量をわきまえて注文する子、他の子どもの皿に焼けた
肉をさりげなく入れてやる子・・・・・・・。
色々な子どもの意外な一面を見ることができました。

子どもの何気ないしぐさや気配りは、そのまま各家庭でのしつけや
普段の生活の仕方をあらわしています。
子は親を映す鏡、良し悪しを含めて、この子にしてこの親ありといわれる
所以ですが、毎年、毎年、卒団する子どもや残る子どもを見てきて、
練習では見せない一面も見てきました。
何がよくて何が悪いのかは分かりませんが、様々な性格を持った
子どもが気持ちを合わせて曲を演奏するためには、こちらもその子どもの
特性をある程度把握しておかないと、うまく指導ができません。

食べ終わった後は保護者に現地まで迎えに来てもらい解散しましたが、
全員が楽しかった、おなか一杯、そう言ってくれたのが何よりの
ごちそうでした。
飲み食いの機会は1年に1度だけですが、それでいいと思っています。
世話が大変だというのではなく、「楽しいこと」のために待つことも
「楽しいこと」を大きくする要素だと思いますので・・・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 10:16Comments(0)