2019年04月17日

そんなつもりやないですよ

今朝も緑のお爺さんをしているときに通勤の方から
選挙に出られないんですか、もうやめはったん、などと
声をかけていただきました。
今まで見過ごしていた支えてくれていた人たちの声だと
感謝の気持ちがわいてきました。
「選挙に出えへんのに、まだ立っててくれるのか」そんなことを
言われた人もありました。
「これは選挙と関係ないですよ」
「へぇ~えらいなぁ、ご苦労さん」
「そんなつもりでやってないですよ。行ってらっしゃい」

議員だから毎朝交差点に立って旗を振っていると思っている
人も多いのか、これも気づきです。
旗を振っているおっちゃんがたまたま議員だった、そう考える人が
大半だと思っていましたので少し驚きました。
1日と15日に毎月校門で挨拶をしたり駅に立って挨拶を
する議員はいますが、毎朝交差点に立って子どもの見守りを
する議員がいなかっただけで、議員活動と緑のお爺さんは
自分の中では別物です。

地域での活動を議員としての実績だと訴える人が多いから
そうした発想が生まれるのかもしれません。
ただ、どこまでが個人としての地域活動で、どこからが議員の
活動かは不明確ですし、定義もありませんので、そのあたりの
判断は分かれるところだと思いますが・・・・・・。
長年緑のお爺さんをしていたら議員に当選できるのかなぁ。

8年前に議員を志した目的は、第1義的には市民生活が少しでも
よくなるように、そんな思いでしたが、地域の主だった役は
平成12・3年ですべて降りました。
選挙に出たのが平成23年です、20歳を過ぎたころからずっと、
商店街を中心に、PTA、観光協会、体育振興会などの組織で
地域活動をしてきました。
これまでの自分の生き方が正しかったのか、その検証も目的の
一つで、生き方が間違っているのなら残りの人生で修正が
必要になります。
自分では正しいと思ってやってきましたが、周囲から見れば
独り相撲だったのではないかと考えていました。
地域の活動から遠ざかってほぼ10年でしたので、そうした地域活動の
評価について地域の方にもしていただきたかった。

結果、晴れて当選することができ、自分のこれまでの生き方や
方向性に誤りがなっかったと確信できました。
今、自分が実践している活動を前面に出して実績として議員に
立候補する人もあります。
市民にも「あれだけ頑張ってはるし投票したげよう」と賛同も
得られやすいかもしれませんが、きれいな服を着てめかしこんでいる
自分のような気がして、それが本来の自分かと自問した時に
賛成できかねる・・・・。
それよりも「そういえばあの人、前にこんなことをやってたな、あの時は
地域の中が元気やったなぁ」
結果が出ていない途中での評価よりも、役を降りて評価が終わっている
それをもって判断してもらうほうが、自分の生きざまの検証になると
考えていましたし、今もそう思っています。

そして、何より、自分はこんなことをして地域に貢献しています、
だから支持してくださいと言うのは照れて、照れて言えそうにありません。
  
Posted by いとう茂 at 21:32Comments(0)