2021年01月22日

えこステ

この日曜日はひきこもり、不登校家族の会えこちゃん
ステーションです。
名称が長いので縮めてえこステ、ひきこもり、不登校家族の会を
知ってもらおうと思うと長くなってしまいます。
先月から和太鼓の体験もスケジュールに入れて参加者の
気分転換を図っています。
親の居場所、親だけ居場所があっても駄目なのですが、まずは
親が元気でなければ当事者に接するエネルギーもなくなって
しまいます。

和太鼓の体験会は親だけではなく当事者も対象にしています、
出前えこーでは、伺うお宅にハガキを持参して当事者にも
参加を勧めてもらっています。
当事者に出会うことができればえこーのスタッフから直接、
参加を呼び掛けることも出来るのですが、なかなか出前でも
当事者には到達できません。
諦めずに毎月伺って、まずはあいさつから始められる日を
期待しています。
自分を訪ねて毎月誰か知らないがやってくる、知らない人が
開催している会に親が参加しているらしい、その回に行くように
なってから親が元気になり、笑顔も増えてきた。
いったい何者が訪ねてくるのだろう・・・・・。

風が吹けば桶屋が儲かる、ではありませんが遠回りな方法ですが
当事者につながると信じています。
日曜日は参加者の近況報告もあります、この1か月でどのような
ことが起きているのか・・・・・不安と期待です。
出会うことができない状況から信頼関係を築くことが、どれほど
難しいことなのか・・・・・。
しかし、始めなければ始まりません。

保護司の仕事でも、対象者が未成年の場合は面談で対象者に
本音で語ってもらうまでには時間がかかることがあります。
これまでにも何度か体験してきましたが、害を加える人間ではない、
そのことを対象者が納得しないと心を開いてくれないように
思います。
向き合うことよりも寄り添う、イメージ的には対面ではなく横を
歩く感じです。
同じものを同じ方向から見る、二人の真ん中に置いて見てしまうと
見る角度によって見え方が違うこともありますので、意見が食い違い
相手の意見を拒否してしまう・・・・・。

不安と手探りで始めたえこステですが、今月で8回目になります。
不安も手探りもなくなりませんが、ここにきて楽しみが出てきました。
少しずつ、よく見ていないとわからないくらい少しずつですが、
変わり始めた親が増えてきたように思います。
そんな親の話を聞くのが楽しみにしています。
  
Posted by いとう茂 at 15:53Comments(0)