2022年08月05日
残るのは元保護司という肩書だけになります
5月24日で保護司を退任しましたので、観察所の方から保護司証と保護司バッチ、
それと、これまでに担当した対象者の書類がこちらにあれば返却するように
通知が来ていましたが、えこーの用事や雑事に追われて延び延びになっていました。
レターケースをひっくり返して、中の書類を整理していました。
毎月の保護観察経過報告書の控えが対象者によっては
残っているものもありましたし、生活環境調整の控えも出てきました。
統括官が面接した記録もあり、整理するとちょっとした量になりました。
振り返ると、保護観察期間が短い人で6か月、長い人だと5年近くあり、
その間毎月2回の面談をしてきました。
最初は緊張して口数が少なかった人も、月日の流れとともに
打ち解けて口数が多くなるのがほとんどで、保護観察の解除、満了の時には
晴れ晴れした顔だったのが印象的です。
幸いにも再犯に走った人を出さずに保護司を退任できたのが、
私なりの自慢ともいえます。
刑務所に収容中に、引受人と仮出所後のことについて調整する
生活環境調整もかなりありましたが、こちらは調整がうまくできずに
引受人が変更になったり、刑務所で事件を起こして仮出所できなかった
ケースがあり、仮出所から保護観察に移行して無事に観察期間の終了を
迎えたのはわずか1件でした。
初犯で実刑判決が出るのはそれなりに大きな事件を起こしたからで、
多くは執行猶予、そしてその期間が保護観察期間になり保護司が
担当することになりますので、生活環境調整はありません。
薬物犯罪や様々な障害がある犯罪者の生活環境調整は、
仮出所につながらないことが多かったように思います。
書類の整理が終わり、これを添えて観察所に返却すれば
更生保護の世界とのご縁はほぼ切れます。
残っているのは滋賀県に一つしかない更生保護施設の理事をしていますので、
こちらにも辞任届を提出することだけです。
全国にはこうした更生保護施設は100ほどありますが、
ここでも滋賀県は1%県ともいえます。
今後は老朽化した施設の建て替えが課題になりますが、
施設の周囲には住宅が立ち並んでいますので、
地元住民の理解が得られるかが建て替えの成否を分けると思います。
この施設が建設されたころは周囲はすべて田んぼでしたので、
大きな問題は起きませんでした。
私の代わりに理事にと考えている同じ地元の保護司には
私が持っている情報を伝えておこうと考えています。
立つ鳥跡を濁さず、それほどカッコイイものではありませんが、
人生の中で更生保護の役は終わります。
それと、これまでに担当した対象者の書類がこちらにあれば返却するように
通知が来ていましたが、えこーの用事や雑事に追われて延び延びになっていました。
レターケースをひっくり返して、中の書類を整理していました。
毎月の保護観察経過報告書の控えが対象者によっては
残っているものもありましたし、生活環境調整の控えも出てきました。
統括官が面接した記録もあり、整理するとちょっとした量になりました。
振り返ると、保護観察期間が短い人で6か月、長い人だと5年近くあり、
その間毎月2回の面談をしてきました。
最初は緊張して口数が少なかった人も、月日の流れとともに
打ち解けて口数が多くなるのがほとんどで、保護観察の解除、満了の時には
晴れ晴れした顔だったのが印象的です。
幸いにも再犯に走った人を出さずに保護司を退任できたのが、
私なりの自慢ともいえます。
刑務所に収容中に、引受人と仮出所後のことについて調整する
生活環境調整もかなりありましたが、こちらは調整がうまくできずに
引受人が変更になったり、刑務所で事件を起こして仮出所できなかった
ケースがあり、仮出所から保護観察に移行して無事に観察期間の終了を
迎えたのはわずか1件でした。
初犯で実刑判決が出るのはそれなりに大きな事件を起こしたからで、
多くは執行猶予、そしてその期間が保護観察期間になり保護司が
担当することになりますので、生活環境調整はありません。
薬物犯罪や様々な障害がある犯罪者の生活環境調整は、
仮出所につながらないことが多かったように思います。
書類の整理が終わり、これを添えて観察所に返却すれば
更生保護の世界とのご縁はほぼ切れます。
残っているのは滋賀県に一つしかない更生保護施設の理事をしていますので、
こちらにも辞任届を提出することだけです。
全国にはこうした更生保護施設は100ほどありますが、
ここでも滋賀県は1%県ともいえます。
今後は老朽化した施設の建て替えが課題になりますが、
施設の周囲には住宅が立ち並んでいますので、
地元住民の理解が得られるかが建て替えの成否を分けると思います。
この施設が建設されたころは周囲はすべて田んぼでしたので、
大きな問題は起きませんでした。
私の代わりに理事にと考えている同じ地元の保護司には
私が持っている情報を伝えておこうと考えています。
立つ鳥跡を濁さず、それほどカッコイイものではありませんが、
人生の中で更生保護の役は終わります。
Posted by いとう茂 at
14:59
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