2022年08月30日
中学生は2学期です
29日から市内の中学校で2学期を迎えました。
1・2年生はクラブに精を出した夏休み、3年生は3年間の集大成ともいえる
試合があり、これからは受験に向けて日々を過ごすことになります。
早々と進路が決まった子どももいれば、まだまだ迷っている子どもも多いと思います。
誰もが通る道とは言え、志望校に全員が合格できればと願っています。
自殺者が一番多いのも2学期の始業式前後です、ステージの上から校長が
命の大切さを説くことは重要ですが、普段から子どもに身近に接している
担任やクラブの顧問が、日常会話の中で命について子どもたちと
話をすることも必要ですし、担任や顧問の人間力と子どもたちを
どれだけ大切に思っているかが試されるように感じます。
大津市の事例ではありませんが、不登校の相談を受けていて、
学校長から言われてきました・・・そう言って子どもの家を訪ねる担任もいます。
様々な価値観や考え方を持った人間が集まって、組織や団体を構成している以上、
全員が同じ対応ができないことの方が多いと思います。
35人のクラスで担任は一人、副担任がいても二人です。
担任から見れば35人ですが、子どもたち一人ひとりから見れば担任は一人、
苦しい胸の内を聞いてくれる人間は一人です。
大勢いるから対応が難しい・・・じゃ何人なら対応が可能なんですか・・・
教師一人ひとりに聞いてみたい気持ちです。
いい高校に入って、いい大学に行き、いい会社に就職する・・・
誰もが思い願うことかも知れませんが、全ての人がそうできるとは限りません。
いつの頃からか、世の中は終身雇用、年功序列の考え方が
通用しなくなってきているのに、親の願望だけは変わりません。
我が子の幸せを願わない親はいないと思っています、そして、
幸せのかたちも一つではないと思います。
背伸びして背伸びして背が伸びればいいのですが、
そのうち地に足がつかなくなると取り返しがつきません。
親の見栄、これでどれだけの子どもが苦しんだか、
何度間違っても生きていればやり直すことができます。
どうぞ暗いニュースが続きませんよう・・・。
Posted by いとう茂 at
15:53
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