2012年11月06日
6年4組物語⑭
昨日は、氏神の役員のひと足早い忘年会でした。
18名の参加者で下から3番目の年齢でした。
最近、飲み会ではだいたい真中から上の場合が多く、
下から数えてと言う会が少なくなりましたので、
それなりに楽しんできました。
6年4組物語も今回で一区切りになりそうです。
拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
昨日、先輩からブログを読ませていただいている、
もう少し、伊藤さんの持論を書いてほしいと言われましたので、
ありがたく拝聴し、今後は議会のことや
薄っぺらい人生ですが自分の思いも書かせて
いただくことにします。
この物語はフィクションであり
登場人物は架空の人物です
開票が始まりました。
「杉田さん、山田君、杉田さん、井川君、白票
井川君、角田君、杉田さん、角田君・・・・・」
結果は杉田さん12票、井川君10票、角田君5票、
山田君5票、白票6票となりました。
どうやら杉田さんのグループは全員白票を
投じたようです。
「投票の結果過半数の20票に届いたコースはありませんでした。
したがって、上位2名、杉田さんと井川君で決選投票を
行います。投票用紙を配りますのでしばらく待ってください」
「角田君残念っす、ウナギにお寿司に中華食べたかったっす」
藤田君は本当に残念そうにしています。
「ありがとう、藤田君、でも仕方ないよ」
角田君はうなだれています。
「それでは決選投票にうつります。
皆さん、杉田さんか井川君かどちらか行きたい方の
人の名前を書いてください、質問はありますか」
「北川君、これで20票に二人とも届かなかったら、
どうなるの。白票がなければその心配も少ないけど、
実質32名のうち20票ならもしかして、もしかするかも・・・」
武腰君が心配して訊ねました。
「その心配は僕もしていました。どうでしょう皆さん、
今回の投票で過半数にどちらも届かない場合は
獲得票が多い方のコースに決めたいと思いますが
異議がある人いますか」
「異議なーし」
「仕方ないやん、多い方で決めよう」
杉田さんはじっとうつむいたままですが、
クラスのみんなは無関心というのか修学旅行に
心が行っているようです。
二度目の投票が始まりました。
「書けた人は投票箱に入れてください、
津川君、もう一度お願いします」
津川君が黒板の前に立ちました。
「全員投票が終わりましたので開票をします」
「杉田さん、杉田さん、井川君、杉田さん、井川君
杉田さん、杉田さん、井川君、白票、井川君・・・・・」
「あれっ、白票が少ないっす」
藤田君が思わず声を上げました。
「ホンマや、誰が書いたんやろ」
古谷君も声を上げました。
「結果が出ました、杉田さん21票、井川君12票、白票5票
6年4組のコースは杉田さんの四国に決定しました。
説明の時も言いましたが、杉田さんのコースには、
委員の見学したい希望が入っていませんので、
旅行社の人と一緒に希望をどれだけ入れられるか
検討します。そのことは、委員に一任してもらえますか」
「異議ないけど、僕らは希望を言えへんのか」
白田君が聞きました。
「できたら委員に任せてほしいと思います。
クラス全員の希望を聞いて考えるのがベストですが、
まとめるのに時間がかかりすぎる気がしますので、
ここは委員に一任してもらえますか」
「異議なーし」
「楽しい所とかおいしいものも入れてや」
「せやけど、誰が白票から変えたんやろ」
田川先生が話し始めました。
「みんなご苦労さん、特に委員の皆さんは夏休みも
返上して考えてくれてありがとう。
この結果のことは重視したいと思います。
みんなに一つお願いがあります。
今も、誰かが言ってたけど白票の犯人捜しは
やめておいてほしいと思います。
せっかくみんなで選んだコースです、楽しい修学旅行に
しないと。小学校で一番大きな思い出になる行事ですから
いいですか、犯人捜しはしないでおきましょう」
「はーい」
ついに、修学旅行の行先が決まりました。
32名と6名に分かれる結果になりましたが、まだ旅行まで
時間があります。
白票を投じた人も修学旅行には行きたいのです。
いろいろ物議をかもしたコース選びでしたが、
最後は民主的というか多数決で決まりました。
このクラスに限らず、全員の意思表示で物事が決まる、
それ以上に公平、公正な決め方はないでしょう。
井川君は自薦で委員になりました。
それでも自分のほかに11名の支持者を集めましたし、
杉田さんは6名の代表でしたが、皮肉なことに
6名以外の人21名が支持したのです。
もしかして正確には20名かも知れませんが、
理にかない人の心を打つことなら、大勢の賛同が得られる
ということを現実は雄弁に物語っています。
大勢の賛同が得られないということは、理にかなっていないか、
人の心に響かなかったということです。
長い人生の中のほんの一コマの出来事ですが、
この出来事をしっかり心に刻んで杉田さんたちも、
この先、理にかない、公平公正で心に響く提案を
自分たちの手でしてくれることを願います。
18名の参加者で下から3番目の年齢でした。
最近、飲み会ではだいたい真中から上の場合が多く、
下から数えてと言う会が少なくなりましたので、
それなりに楽しんできました。
6年4組物語も今回で一区切りになりそうです。
拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
昨日、先輩からブログを読ませていただいている、
もう少し、伊藤さんの持論を書いてほしいと言われましたので、
ありがたく拝聴し、今後は議会のことや
薄っぺらい人生ですが自分の思いも書かせて
いただくことにします。
この物語はフィクションであり
登場人物は架空の人物です
開票が始まりました。
「杉田さん、山田君、杉田さん、井川君、白票
井川君、角田君、杉田さん、角田君・・・・・」
結果は杉田さん12票、井川君10票、角田君5票、
山田君5票、白票6票となりました。
どうやら杉田さんのグループは全員白票を
投じたようです。
「投票の結果過半数の20票に届いたコースはありませんでした。
したがって、上位2名、杉田さんと井川君で決選投票を
行います。投票用紙を配りますのでしばらく待ってください」
「角田君残念っす、ウナギにお寿司に中華食べたかったっす」
藤田君は本当に残念そうにしています。
「ありがとう、藤田君、でも仕方ないよ」
角田君はうなだれています。
「それでは決選投票にうつります。
皆さん、杉田さんか井川君かどちらか行きたい方の
人の名前を書いてください、質問はありますか」
「北川君、これで20票に二人とも届かなかったら、
どうなるの。白票がなければその心配も少ないけど、
実質32名のうち20票ならもしかして、もしかするかも・・・」
武腰君が心配して訊ねました。
「その心配は僕もしていました。どうでしょう皆さん、
今回の投票で過半数にどちらも届かない場合は
獲得票が多い方のコースに決めたいと思いますが
異議がある人いますか」
「異議なーし」
「仕方ないやん、多い方で決めよう」
杉田さんはじっとうつむいたままですが、
クラスのみんなは無関心というのか修学旅行に
心が行っているようです。
二度目の投票が始まりました。
「書けた人は投票箱に入れてください、
津川君、もう一度お願いします」
津川君が黒板の前に立ちました。
「全員投票が終わりましたので開票をします」
「杉田さん、杉田さん、井川君、杉田さん、井川君
杉田さん、杉田さん、井川君、白票、井川君・・・・・」
「あれっ、白票が少ないっす」
藤田君が思わず声を上げました。
「ホンマや、誰が書いたんやろ」
古谷君も声を上げました。
「結果が出ました、杉田さん21票、井川君12票、白票5票
6年4組のコースは杉田さんの四国に決定しました。
説明の時も言いましたが、杉田さんのコースには、
委員の見学したい希望が入っていませんので、
旅行社の人と一緒に希望をどれだけ入れられるか
検討します。そのことは、委員に一任してもらえますか」
「異議ないけど、僕らは希望を言えへんのか」
白田君が聞きました。
「できたら委員に任せてほしいと思います。
クラス全員の希望を聞いて考えるのがベストですが、
まとめるのに時間がかかりすぎる気がしますので、
ここは委員に一任してもらえますか」
「異議なーし」
「楽しい所とかおいしいものも入れてや」
「せやけど、誰が白票から変えたんやろ」
田川先生が話し始めました。
「みんなご苦労さん、特に委員の皆さんは夏休みも
返上して考えてくれてありがとう。
この結果のことは重視したいと思います。
みんなに一つお願いがあります。
今も、誰かが言ってたけど白票の犯人捜しは
やめておいてほしいと思います。
せっかくみんなで選んだコースです、楽しい修学旅行に
しないと。小学校で一番大きな思い出になる行事ですから
いいですか、犯人捜しはしないでおきましょう」
「はーい」
ついに、修学旅行の行先が決まりました。
32名と6名に分かれる結果になりましたが、まだ旅行まで
時間があります。
白票を投じた人も修学旅行には行きたいのです。
いろいろ物議をかもしたコース選びでしたが、
最後は民主的というか多数決で決まりました。
このクラスに限らず、全員の意思表示で物事が決まる、
それ以上に公平、公正な決め方はないでしょう。
井川君は自薦で委員になりました。
それでも自分のほかに11名の支持者を集めましたし、
杉田さんは6名の代表でしたが、皮肉なことに
6名以外の人21名が支持したのです。
もしかして正確には20名かも知れませんが、
理にかない人の心を打つことなら、大勢の賛同が得られる
ということを現実は雄弁に物語っています。
大勢の賛同が得られないということは、理にかなっていないか、
人の心に響かなかったということです。
長い人生の中のほんの一コマの出来事ですが、
この出来事をしっかり心に刻んで杉田さんたちも、
この先、理にかない、公平公正で心に響く提案を
自分たちの手でしてくれることを願います。
Posted by いとう茂 at
14:07
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