2014年08月17日

前向いて迷い 後ろ向いて悔い

台風11号が接近する中で8日に大津の花火大会が開催されました。
天気予報のとおり開催前から雨が断続的に降り、花火が上がる前に
濡れネズミになってしまい、早々に引き上げるカップルも大勢いました。
中止になれば11日に延期になります。
警備費や交通規制、打ち上げ準備など延期になれば余分に
予算や手間がかかります。
もしかすると天気予報を見て二の足を踏んだ方もいたでしょう。

雨の中開催された花火大会についての感想は・・・・・。
台風の接近がわかっているのだから延期すべき。
人件費や準備のことを考えると決行すべき。
大まかにいえばこの二つに集約されそうな気がします。
決行か延期かの判断をする時点ではどんな要素が考慮されるのでしょう。

11日の予報は雨の心配はないが経費や準備の問題、
今回の台風では早い時期から高知や徳島で被害が
発生しており、大津でも被害が出る可能性があり、そうした中での
開催はいかがなものか等々・・・・・・。

その後、大きな災害もなかった場合は喉元過ぎればで、なぜ、あんな日に開催したのか、
延期していたら、いい天気でもっと人出があり経済効果もあったのに・・・・・。

昔、PTAの役員をしている時にこんなことがありました。
当日は同じPTA会員なのに楽しむ方と楽しませる方に分かれ、
PTAのイベントで役員は昼食を子どもと一緒に食べられないので、
役員にはきつねうどんの食券を無料で配ろうと言うと、
役員の一人が、どこにいても昼食を食べるので無料券は不要と
強硬に言いました、結果券の配布はなくなりました。

どちらが正しい、間違っているということは誰にも言えないかもしれません。
どちらを選択しても賛成半分反対半分です。

花火大会もそうかもしれませんが、個人的には8日に開催して
よかったと思います、高知では記録的な雨でしたし、大津市も2年連続で
土砂災害がありました、大雨が予想される中で中止という選択肢が
ない以上、10日の台風の接近で被害が出ると予想しても当然のことでしょう。

賛成と反対が相半ばの中で、我々は常に選択を迫られ、選択をしています。
先を考えると迷いがつきません、人の意見に左右されることもしばしばです。
そんな中でブレずに生きることの難しさを感じています。
人の書いた文章を添削することが簡単なように結果から批判をすることは
容易なことで誰にでもできると思います。
人間は間違うから人間です。

間違いにどう対応し次から間違わないようにするか、そのことが大切な
気がしますが、時間が経てば、また新たな間違いをしてしまいます。
それでも人間は生きていかなければいけません、間違いを糧とする、
そんな風に思えたら案外ブレずに生きていけるのでしょうか。

これから保護司の研修会です、間違いだらけの私が保護司です、
そんな私が間違いをした人に寄り添うには知識も大切ですが、
心のありよう、罪を犯した人を責めるだけでなく、その人を
認めることも必要です、世の中に不要な人間なんていない。

前を向いて迷うことも後ろを向いて悔いることもあります、
担当する人の人生に悔いが残らないよう、前を向いて大いに迷い
その人に寄り添ってあげることができれば・・・・・。
さぁ、行ってきます。



  
Posted by いとう茂 at 12:53Comments(0)