2014年08月18日
保護司会研修
昨日は1時30分から大津市役所で保護司会の研修会が
開催されました、お盆の最後の休みとあって、参加者は
50名くらいでした。
テーマは「無職等対象者の処遇及び就労支援について」という
もので、20分ほど講義を聞いた後、
5つのグループに分かれてグループ討議を行いました。
保護観察といっても色々種類があります、以下の5つに
分類されますが、26年7月末日時点で大津市内の状況は
1号観察31名 2号観察14名 3号観察8名 4号観察19名
となっています、各号の説明は以下の通りです。
5号観察の対象者は現在はいません。
1.家庭裁判所において決定される、保護処分としての保護観察(いわゆる1号観察)
2.少年院を仮退院した後、収容期間の満了日まで、
または本退院までの期間受ける保護観察(いわゆる2号観察)
3.刑務所などの刑事施設を仮釈放(かつては「仮出獄」との用語が使用されていた)
中に受ける保護観察(いわゆる3号観察)
4.保護観察付きの刑執行猶予判決を受けた者が、
執行猶予期間中に受ける保護観察(いわゆる4号観察)
5.婦人補導院を仮退院した者が受ける保護観察(いわゆる5号観察)
72名の保護観察対象者のうち無職の人は10名で無職の人の再犯率は
過去23年の統計で36,3%、有職者の再犯率は7,4%と無職の
再犯率は3人に1人以上で有職者の約5倍になります。
こうした状況を受けてグループ討議では・就労意欲のない対象者の
特徴と背景、・頻繁に転職を繰り返す対象者の特徴と原因などについて
討議を行いました。
働く意欲がない対象者にどうして意欲を持たせるか、かなり
難しい問題です、個人的にはとにかく働きなさいと勧めるのではなく、
生きる喜びを考えてあげる、その達成感を感じさせる、
そのことで働く動機づけができないかと考えています。
法務省では再犯のことを考え職に就くよう指導をしていますが、
生きる糧を何故稼がないといけないのか、生きる喜びを感じた対象者が
少ない現状に目を向けるべきで表に出る数字だけを気にしていては
根本を見間違う気がします。
グループ討議の内容についてはまたの機会にアップします。
開催されました、お盆の最後の休みとあって、参加者は
50名くらいでした。
テーマは「無職等対象者の処遇及び就労支援について」という
もので、20分ほど講義を聞いた後、
5つのグループに分かれてグループ討議を行いました。
保護観察といっても色々種類があります、以下の5つに
分類されますが、26年7月末日時点で大津市内の状況は
1号観察31名 2号観察14名 3号観察8名 4号観察19名
となっています、各号の説明は以下の通りです。
5号観察の対象者は現在はいません。
1.家庭裁判所において決定される、保護処分としての保護観察(いわゆる1号観察)
2.少年院を仮退院した後、収容期間の満了日まで、
または本退院までの期間受ける保護観察(いわゆる2号観察)
3.刑務所などの刑事施設を仮釈放(かつては「仮出獄」との用語が使用されていた)
中に受ける保護観察(いわゆる3号観察)
4.保護観察付きの刑執行猶予判決を受けた者が、
執行猶予期間中に受ける保護観察(いわゆる4号観察)
5.婦人補導院を仮退院した者が受ける保護観察(いわゆる5号観察)
72名の保護観察対象者のうち無職の人は10名で無職の人の再犯率は
過去23年の統計で36,3%、有職者の再犯率は7,4%と無職の
再犯率は3人に1人以上で有職者の約5倍になります。
こうした状況を受けてグループ討議では・就労意欲のない対象者の
特徴と背景、・頻繁に転職を繰り返す対象者の特徴と原因などについて
討議を行いました。
働く意欲がない対象者にどうして意欲を持たせるか、かなり
難しい問題です、個人的にはとにかく働きなさいと勧めるのではなく、
生きる喜びを考えてあげる、その達成感を感じさせる、
そのことで働く動機づけができないかと考えています。
法務省では再犯のことを考え職に就くよう指導をしていますが、
生きる糧を何故稼がないといけないのか、生きる喜びを感じた対象者が
少ない現状に目を向けるべきで表に出る数字だけを気にしていては
根本を見間違う気がします。
グループ討議の内容についてはまたの機会にアップします。
Posted by いとう茂 at
13:18
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