2014年08月29日

送別会

昨夜は先輩の送別会がありました。
私とは2歳違いの先輩で、仕事が多忙になり毎週の
例会に出席できないということである会を辞められました。
他に転勤族の人たちも勤務地が変わると辞められるのですが、
地元の人が辞めるのは珍しいことで、親しい仲間たちが
別れを惜しんでいました。

とは言っても1年に何度か顔を合わしますので個人的には
惜別の念はありません。

行く年来る年ではありませんが、人も時間の経過とともに
往来します、この世とあの世の往来はできませんが、
この世の中での愛別離苦。

こうして送別会をしてもらえる人もいればひっそり去っていく人もいます。
大切なものはなくして初めて気が付くことも多いのですが、
人も去って言って初めてその人の存在に気が付くことがあります。
この世の中の出来事ですから大きな穴にはなりませんが、
これがあの世に行ってしまったということになれば誰もが気づく
大きな穴になるのでしょう。

小さな穴のつぶやきや嘆きを感じることは難しいかもしれませんが、
その小さな積み重ねが感受性というのか優しさというのか
そんなものになっていく気がします。
長い時間の間にそうした積み重ねをした人としていない人では
感性にも差が出て人生の中で感動する回数や深さも違ってくるのでしょう。

どちらがいいのかはわかりません、感性が鋭い人は人の気持ちがわかる分
人に甘くなるかもしれませんし、感性が鈍い人は人の気持ちがわからず
厳しい態度をとるかもしれません。
できるなら、人の気持ちがわかって甘くなっても、小さな穴のつぶやきを
聞くことができる人間でいたいと・・・・・。
そんなことを感じた昨夜でした。
  
Posted by いとう茂 at 13:32Comments(0)