2019年01月15日

更生保護法人

一般の人はあまり耳にしない言葉ですが、
今日は滋賀県に一つしかない更生保護法人の会合が
ありました。
全国には100余りの施設がありますが、滋賀には大津市だけで
刑務所を満期出所して保護司がつかない人や、刑期を残して
仮出所した人たちの中で、実家がない、あるいは
実家に帰れない、兄弟などの身寄りがない人が最長6か月
ここで寝起きをして自立に向けて仕事を探す施設です。

入所の費用は不要で食事の提供も行われています、
全国の刑務所や少年院に入所している人で、満期、仮出所が
近い人、その中で引受人のいない人が入所したい施設がある
保護観察署に届けを出して、就労意欲などの自立更生の
気持ちのある人を精査して地域内の更生保護施設に
入所の照会をかけます。
更生保護施設ではリストの中で受け入れてもいいと思われる
人と基本的には刑務所や少年院で面談を行い、入所の可否を
決めます。

半年の入所期間中に労働で得たお金をためて一人暮らしが
始まります。
しかし、全国の更生保護施設の多くは地域の理解を得ているか
疑問で、ある種、地域の中で孤立している場合が多く、地域の
人から見れば何をしているところかわからない、そんな声も
あります。
地域の理解を得るために現在、施設の運営や処遇について
見直しをしようという動きがあり、それの委員会でした。
様々な角度から意見や質問が出されて、それなりに議論も
行いました。

消防署も警察も刑務所もない方がいいに決まっていますが、
家事や災害、事件や事故は発生しますし罪を犯す人も
いるのが現実です、防災は地震や台風といった自然災害だけでなく、
人的な災害も入ると思っています。
そうした人的な災害を減らすためにもこうした更生保護施設で
自立して社会参加の準備は不可欠です。
まだまだ意見がまとまるには議論が必要ですが、住みよい社会
誰にも出番がある社会、それを理想と言えば前には進みません。

責任を自覚してこれからも会議に臨みたいと思います。
  
Posted by いとう茂 at 23:33Comments(0)