2019年01月22日

十四の心

今日は滋賀県市議会議長会主催の議員研修会が
栗東市であり、大津市からは30名の議員が参加しました。
講演の内容はマクドナルドやスーパーの事例でしたが、
「聴く力」の大切さを説明されるときに「聞く」ではなく
十四の心という表現がありました。
聴くという漢字を分解すると、耳に十四と心になります。
聞くは、門の間に耳で、取りようによっては盗み聞きとも
とれますが、聴くの方を十四の心と表現されたところに
共感を覚えました。
14という数字は、論語の中の三省、我日に三省す、私は
1日に何度も行いや言葉遣いを反省するということですが、
3回とは朝、昼、夜、折につけということで回数ではありません。
同様に14の心も心を14集めるということではなく、精いっぱいの気持ち、
真剣に、集中して、そんな意味だと思っています。

一を聞いて十を知ると言う諺もありますが、心を十四集めて
集中して相手の話を拝聴する、多弁や無駄口を戒める諺は
たくさんあります。
巧言令色鮮し仁、駟も舌に及ばず、空き樽は音が高い、多弁は銀、
沈黙は金・・・・・・・・ほかにもあったと思いますが・・・・・。
反対の意味の諺は・・・・・剛毅木訥仁に近し、話し上手は聞き上手、
こちらも忘れてしまったものがありそうです。

諺の話はいったん置いておきます。
聴くと聞く、意識して話をきく場合は聴くの方が適切だと思います。
門の中に耳だと聞きたくない話は門を閉めてしまいそうです。
演説会などでは聴衆という字をつかいますし、聴診器、傾聴、聴覚、
などの熟語もあります。
まっすぐな気持ちで相手の話をきく、普段このことを心にかけているか、
自分の言いたいことだけを一方的に話して、相手が違う意見だと、
さらに上から言葉をかぶせてねじ伏せようとしていないか。

市民の声を代弁する、市民の声を集約する、その作業を正確に行うには
話すことよりも聴くという姿勢が求められます。
講演会の内容はレジメとメモを見て思い出したいと思いますが、
今日の収穫は自分のあるべき姿を再確認させてくれた聴く力の
必要性でした。
  
Posted by いとう茂 at 23:42Comments(0)