2023年12月04日
諦めません
中央共同募金「赤い羽根福祉基金」の助成金申請を2年、
トヨタ財団の助成金申請を1回、過去2年間で、3回の助成金申請を行いました。
しかし、結果は・・・・すべて不採択でした。
えこーの活動資金は、賛助会費とスタッフの年会費で賄っており、]
今のところ、年度当初に考えた事業計画を実施できており
資金不足で活動が滞ることはありません。
えこーが行っている活動は、「相談者・当事者との面談」
「支援機関と情報共有と連携」「ひきこもり・不登校の家族会」が中心です。
そんな中で、年々増えていく相談の申し込みや、
当事者・家族とえこーとのつながりだけでなく、
当事者家族同士のつながりを日常的に行えないか、こうした課題がありました。
この課題克服には、えこーの活動時間を増やすことで対応できますが、
えこーには事業を活動する資金はあっても、
スタッフの人件費を捻出する資金余裕はなく、
それぞれが別の仕事をして生計を立てているのが現状です。
仕事を減らせばえこーの活動時間は確保できますが、
収入が減ることで生活に支障が出ます。
赤い羽根福祉基金とトヨタ財団の助成金は人件費の助成があり、
採択されればえこーの活動に専従でき、課題が解決します。
そんな理由で申請を続けてきた次第です。
えこーは社会的な使命も責任も負っていません、
目の前で苦しみ困っている当事者・家族が、少しでも楽になれる手伝いができれば、
スタッフ全員がそんな気持ちで関わっています。
大きなことはできていませんが、相談者から「ここがあってよかったわ」
「えこーに相談に来てよかった、何度子どもを連れて死のうと思ったかわからない」
そんな声や、不登校の家族が高校受験をして合格し、
笑顔でえこーを卒業する姿を見て、やりがいを感じてきました。
微力の積み重ねでも無力ではなかった、
行政の届かない部分でわずかながらも結果を出してきた、そんな自負もあります。
そんなときに知ったのが二つの助成金で、それっと飛びついたものの不採択で、
ほとほと疲れました。
申請まで何度も議論をして、20ページほどの申請書を完成させる作業はまさしく苦行ですが、
完成した申請書には夢がぎっしり詰まっていました。
それが3度不採択で、スタッフもくたくたで「もう申請はやめよう」ということになりましたが・・・・。
ここにきて誰が言うでもなく、「もう一度申請しよう」になりました。
苦しい道を知っているだけに、気持ちは重いのですが・・・諦めずにもう一度チャレンジです。
また仕事を増やしてしまいました。
Posted by いとう茂 at
23:02
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