2017年12月18日

「ほほえむちから」から

特別養護老人ホームのカーサ月の輪で開催された
「まだまだ知らない福祉の世界」の研修会でB5の薄い冊子を
いただきました。
「ほほえむちから」という題の本で、その中に糸賀一雄さんの
ことが掲載されていましたので紹介します。
近江学園と言う障害者施設を作った人、その程度の知識しか
ありませんでしたので、自分の勉強のためにも現代福祉の父と
呼ばれた先人に学びたいと思います。

今から約70年前、戦後の荒廃の中でだれもが生きるために
精一杯の頃、戦災孤児や障害のある子どもたちのために
力を尽くした人物がいました。
社会福祉界の偉大な偉大なリーダーであり、後に「障害福祉の父」
とも呼ばれる糸賀一雄です。
若くして滋賀県庁の要職を歴任していた糸賀は1946年、池田太郎、
田村一二とともに養護児や知的障害児の福祉・教育・医療を行う
「近江学園」を創設しました。

糸賀は、近江学園で障害のある子どもたちと暮らす中で、
その生きる姿に「だれととりかえることもできない個性的な自己実現を
している」ことを感じ、それを「世の光」と見て、さらにそれを輝かせる
ことが、人間社会に信頼を回復し、平和と喜びのある社会に
つながるという確信から「この子らを世の光に」という言葉を残しました。

こんにち、社会は豊かになり、福祉制度も充実してきました。
一方、人々の価値観は多様化し、社会が複雑化する中で、次々と
格差や障壁が顕在化しています。
人間の新しい価値観の創造を目指して、福祉を切り拓いた糸賀らの
理論と実践に改めて学び、現代の福祉のこころとかたちを考えることが、
本当に輝きのある未来につながるのではないでしょうか。
  
Posted by いとう茂 at 20:40Comments(0)