2020年03月04日

今日はえこーの相談日

毎週水曜日はえこーの相談日です。
今日も相談者が来てじっくり話をしました。

最初に、石川洋さんの言葉を紹介したいと思います。
本棚を探して見つけました、平成5年11月発行の
第13版ですので25年以上前に買ったものです。
「いたらない 人間なのだから あたためあって いこう」
「子どもは親を選べない 親も子どもを選べない
そのかけがえのない 喜びと悲しみの中で
親は子を抱き直し 子は親を抱き直す」

相談者の話を聞いている時に思い出した言葉です。
相談内容は書けませんので、石川洋さんの本からもう少し
紹介したいと思います。
ある女性が子どもを連れて石川さんを訪ねます。
相談内容は子どもの盗難癖です、子どもと石川さんの会話の
中で、子どもがどうして人のものを盗むのかわからないと
話します、石川さんは盗んではいけないと話さないでおこう、
そういった後に、盗んだら正直に盗んだと手紙を書いてくれる
ことを子どもと約束します。
嘘をつくなというよりも嘘をついたことを隠さないことの方が
人間として真実だと思ったということでした。

帰り際に、母親が子どものせいで家の中が真っ暗だが、
この子を産んでよかったと思える日まで頑張ってみると話すと、
石川さんは、自分には子どもの盗難癖を直す力はないといいます。
自分は子どもが必ず立ち直ると信じてあげただけだと話し、
子どもを一番信じなければいけない母親が、家の中が真っ暗だと
言えば、子どもは誰を信じればいいのか、この子のおかげで
初めて人の悲しみがわかる人間になれた。
良い勉強をさせていただいているとどうして言っていただけない
のかと諭します。

石川さん自身が偽りの多い子供時代で、今があるのは生き恥を
共にしてくれた母親の切なくも美しい涙があったからで、母親の心は
子どもを信じて疑わない不動心でなければならないと話します。
「出来の悪い子の 親は出来の悪い 自分であることを
逃げてはならない」
今日の相談者は話している途中に、自分の至らなさに気づかされた、
そう言っていました。
この相談者ならきっと子どもは立ち直る、そんな希望を感じました。
次の相談日は来月です、現実と向き合い逃げることのない親
だと思いますので、すぐに朗報は聞けなくても来月の相談では
今日よりも笑顔が増えて、口数も多くなると信じています。
  
Posted by いとう茂 at 21:32Comments(0)