2019年10月19日

人間の究極の幸せ

何度かアップしている学校で使うチョーク製造を
主とした会社の日本理化学工業の会長大山泰弘は、
本年の3月に亡くなられたそうです。
唐崎の市町村職員研修所で直接お話をお聞きしたのは、
3・4年前だったと思います。
今年で創業82年で障害者の雇用を始めて60年になります。
会社の方針は、障がいのあるなしにかかわらず、人の役に立ち
「ありがとう」と言われる社会づくり、皆働社会実現で、
全従業員84人中62人が知的障がい者(内26人が重度の障がい者)が
働いています。

会社設立は昭和12年ですが、知的障がい者の雇用は昭和35年2人を
雇用したのがスタートでした。
このような障がい者多数雇用を目指したのは、禅寺のお坊さんから
「人間の究極の幸せは、1つは愛されること、2つ目はほめられること、
3つ目は人の役に立つこと、4つ目は人に必要とされることの4つです。
福祉施設で大事に面倒をみてもらうことが幸せではなく、働いて役に立つ
会社こそが人間を幸せにするのです」と教わったからでした。
お坊さんとの出会いが、大山会長の人生観を変えて、会社も大きく
変わったのだと思います。

この4つが自己肯定感につながり、自分の存在価値を実感できる、
誰かの役に立っている、誰かに必要とされている、ここから、誰かに
喜んでもらっているという気持ちも生まれるのだと思いますし、
その気持ちがさらに、自分を奮い立たせて誰かに尽くそう、寄り添う
という気持ちが大きくなる。
プラスのスパイラルとでもいうのでしょうか。
このことは企業やボランティアだけでなく身近なところでもあります。
孫にせがまれて一緒に遊ぶおばあさんやお爺さん、孫が喜ぶ顔を
見るのが楽しみで、ついつい孫のペースに・・・・・・。
そして孫が帰ると疲れてぐったり・・・・・・身に覚えはありませんか。

岩手県の洋野町は、大人のひきこもりをゼロにしつつある自治体です、
同じ東北地方の秋田県の藤里町はひきこもりを10分の1にしたことで
有名ですが、洋野町は元保健師の徹底した世話焼きでひきこもりを
減少させています。
この人が使命感を持って仕事をしているのか、誰かの役に立とうと
思って仕事をしているのか分かりませんが、あきらめずにひきこもって
いる人や家族を訪れて、徐々に心を通わせて外に出るようにさせた。
就労先や内職もこの女性が自分で開拓して、受け入れ先を確保しています。
この女性は、もしかするとひきこもっている人に、深い愛情を注いで
接していたのかと・・・・・見習わないといけない点が山積ですし、
フリールームえこ~もまだまだこれから、ほんの入り口に立ったに
過ぎないことを痛感させられました。

  
Posted by いとう茂 at 08:17Comments(0)