2022年01月05日

信頼され安心できる親

ひきこもり・不登校の相談を受けていて、それぞれ違う部分は
あるのですが、これだけ親に心配してもらって子どもは幸せだな、
と感じる親もいれば、まだまだ他人が何とかしてくれる、
そう感じる親もいます。
同じ親なのにどうしてこんなに違うのだろう、一方は私たちが
諦めたら誰も子どもを助けてくれない、自分たちの子どもは
自分たちで守る、そんな信念のような強い思いがあります。
もう一方は、行政にこれだけの支援機関があるのだから、
きっといい方法があるはず、あるいは、自分の思っていることに
賛同してくれる支援機関がきっと見つかると機関回り、
自分の思っていることと違うことを言う機関の話はすべて否定する。
そして・・・・、自分の思っていることに賛同する支援機関が
見つからず、行政批判で終わってしまう。

えこーだけでなく行政の支援機関も、親がこんなことを言ったとか、
こんな行動をしたがどうでしょうと言う形の質問なら、
その適否や応援はしやすいのですが、
面談で「どうしていいか分からない」そう言われると、
子どもの日常の様子を聞いて、対応を話し合って
「こうしていきましょう」「はい分かりました」となりますが・・・・
1か月の面談で「どうなりました」「まだできてません」こうした親もいます。
間違っても、いきなり心療内科か精神科に行ってみましょう、
そんな対応はありません。

最初はどの親も「何とか仕事に行けないか」
「どうすれば学校に行けるか」そうした悩みや質問が多いのですが、
子どもさんのエネルギーが切れて動けないのではありませんか。
少し休んでエネルギー補給をしてはどうですか、
親から仕事や学校と言われることでかなり消耗すると思います、
仕事や学校と言う言葉を使わずに、返事がなくても毎日
「おはよう」「おやすみ」「出かけて来るよ」「ただいま」の声掛けや
「ご飯ができたよ」とか「お風呂が沸いているよ」
そんな呼びかけを続けてみましょう。
そして返事がなくても始めたらやめずに続けてください。
そうお願いすることがありますが、この呼びかけが効果があることが多く、
次の面談では最近リビングにいる時間が長くなった、
あれが食べたいというリクエストがあったと笑顔で話す親がいます。
親は苦しいことを言わないと信用し始めていますので、
ここで学校、仕事と言うと、またまた振出しに戻ります、
必ず、この調子で学校、仕事は抜きにして呼びかけを続けましょう、
の言葉を添えます。
こうすればひきこもり・不登校から抜けられる、その方法はわかりません、
えこーも手探りで対応を考えているのが現状です。
抜けられるとすれば、子どもがこのままではアカン、
何とかしょうと動く準備をすることが一番ですが、
そう思うには周囲に信用できる大人、頼れる大人、
安心できる大人の存在が不可欠です。
まずは身近な親がその存在になるために小さなことの積み重ねです。
  
Posted by いとう茂 at 22:39Comments(0)